日本人は韓国語を習得しやすいと言われていますから、独学でのマスターを目指す人も多いのではないでしょうか。ここでは自力で韓国語を勉強したい人の為に、効率の良い学習方法をご紹介します。いきなり好きなK-POPの歌詞を丸暗記しても、韓国語は上達しませんよ!
step1:ハングルを勉強しよう
最初に英語を勉強した時、何からやりましたか?多くの方は、アルファベットを覚えることからスタートしたのではないでしょうか。
韓国語も同様に、書き文字であるハングルを覚えることが1番最初にやるべきことです。ハングルには14の子音と10の母音があり、それぞれの組み合わせ(プラスしてパッチム)でひとつの文字が成り立っています。カタカナで読み方を表記すると同じ音になるものもありますが、実際には発音が異なるので違う文字と認識することになります。
書く順番は左もしくは上に子音、右もしくは下に母音と決まっていて、これはローマ字と似ていますね。ハングルについては「ハングル超入門!読み方の基本を知ろう」に詳しく説明していますので、ぜひそちらをご覧ください。
ただし、どんな勉強でもそうですが、ひたすら暗記するというのは非常に苦痛で、なかなか頭に入らないものですよね。そんな時は、自分の覚えたい単語と絡めて同時進行で覚えていくと、頭に入りやすくなりますし、楽しく学習できます。
step2:単語を勉強しよう
自分が覚えたい単語にはどのようなものがありますか?好きなアイドル?食べ物?挨拶?まずは自分の興味のある単語から覚えていきましょう。最近のK-POPグループは英語表記が多いですが、個人の名前はハングルで表記されますから、好きなメンバーの名前を覚えることも楽しいですね。
挨拶や食べ物、主要な地名などを覚えれば、ある程度の日常会話は理解することが可能です。またドラマが好きなら韓国のドラマをハングルの字幕付きで見るのもオススメ。何度も何度も見ているうちに、どの単語が吹き替えのどの言葉に該当しているのかがわかってきます。
step3:文法を勉強しよう
ある程度の単語を覚えたら、文法の勉強に入りましょう。語学を習得するためには文法の理解は必須です。韓国語は日本語と語順が変わらないので、とても学びやすい言語なんですよ。
この時ポイントとなるのが「助詞」。日本語で言う「てにをは」です。相手にこちらの話を正確に伝えるために、助詞についてもしっかり身につけたいですね。
この助詞をマスターしてしまえば、単語と組み合わせて文章を作れるようになるので、次いで疑問形・過去形などを学んでいきましょう。
文法については「韓国語の文法、超基礎編!これから勉強を始めたい方は必見」に詳しく説明していますので、ぜひそちらをご覧ください。
よく使うフレーズは丸暗記!
ある程度の単語や文法が理解出来たら、よく使うフレーズを丸ごと暗記してしまうのが実は効率的!韓国旅行に行きたくて勉強しているのなら、旅行に関するフレーズを。転勤するなら仕事に関するフレーズを。K-POPが好きなら歌詞を。
短いフレーズをまとめてどんどん覚えていきましょう。韓国ドラマが好きなら、気に入ったセリフをまるっと覚えちゃうのも楽しく勉強できてオススメですよ!
音声教材は必須
ここまできたら、あとは実際にしゃべって聞いて、発音を勉強しましょう!
独学で韓国語を学ぶなら、CDなどの音声教材は必須です。書店で売っている韓国語のテキストにはCDがついているものも多く、なくてもYouTubeやアプリでテキストに対応した音声を聞くことができる場合があります。
好きな韓国ドラマやK-POPアイドルのインタビュー動画なども参考になりますよ。
日本人にとって韓国語はマスターしやすい言語だと言われていますが、助詞の使い方、パッチム、リエゾンなど躓きやすい点は色々あります。独学に限界を感じたら、韓国語教室に通うことも視野に入れてみましょう。