オンライン会議やオンライン授業を受けたことがある人でも、オンラインのピアノレッスンとなると、どうやって受ければいいのか迷う人もいるでしょう。
この記事では
- オンラインピアノレッスンについて
- オンラインレッスンを受けるために必要なもの
- 機材の設置方法
について解説します。ぜひ参考にしてみてください。
ピアノのオンラインレッスンの種類
ピアノのオンラインレッスンは、大きくわけると
- リアルタイムレッスン
- 録画レッスン
の2つのタイプがあります。
リアルタイムレッスン
ZoomやLINE、Skypeなどを利用し、PCやタブレット、スマホの画面を通してリアルタイムで行われるレッスンです。対面のレッスンと変わらず、会話をしてコミュニケーションを取りながらレッスンを受けることができます。
録画レッスン
あらかじめ録音・録画したものを先生に送り、それについてアドバイスをもらうレッスンです。
普段の練習で気になる部分やわからないところ、弾けない箇所などに絞ってアドバイスをもらうことができます。また時間に縛られない点もメリットです。
どちらか一方のタイプでレッスンを行なっている教室や併用している教室、また事前に録画したものを送信してそれをもとにリアルレッスンを行う教室などがあります。
どちらのタイプも、それぞれのメリットがあるので、自分の目的や生活スタイルに合っている教室を選ぶといいでしょう。
ピアノのオンラインレッスンを受けるときに必要なもの
- ①ピアノ、楽譜
- ピアノのレッスンなのでピアノは必須です。楽譜はレッスンの内容により個々で異なります。
- ②PC、タブレット、スマホなど
- レッスンを受けるためのハードです。
小さい子どもの場合は、スマホよりタブレットやPC画面の方が見やすいと思います。
- ③通信環境
- 音質に最も影響を与えるのが通信環境です。Wi-Fiなど安定した通信環境を整えておくといいでしょう。
- ④Zoom、LINE、Skype、FaceTimeなど
- レッスンで利用するアプリやソフトです。トラブルや不具合等でつながらなかった時のために、複数のアプリ、ソフトをダウンロードしておくといいでしょう。
FaceTimeは、iPhone、iPad、MacBookで利用できるサービスです。
- ⑤スタンドや三脚など
- 鍵盤を映すスマホやPC、タブレットなどを置く台です。譜面台や棚などを利用してもいいですが、安定感があるものを利用しましょう。
- ⑥イヤホンもしくはヘッドフォン
- イヤホンやヘッドフォンはなくてもレッスンは受けられますが、パソコンやスマホから出る音は小さく聞こえがちです。音をよく聞こうと大音量にすると音割れが起きやすく、音質も低くなります。イヤホンやヘッドフォンを利用すると繊細な音も聞き取れるようになります。
また電子ピアノをお持ちの方は、練習時にも使えるので、ぜひ揃えておくといいでしょう。
ピアノも含め楽器の演奏ではコードが邪魔になりやすいので、ワイヤレスタイプのイヤホン・ヘッドフォンがおすすめです。
- ⑦ウェブマイク
- 端末に内蔵されていれば不要ですが、内蔵マイクは、楽器の音をきれいに拾う仕様にはなっていないため、音割れなど音質があまりよくない場合があります。
どの程度のレッスンを求めるかにもよりますが、できれば繊細な音や、音の強弱をクリアに収音できるマイクを別途用意するのがおすすめです。
ピアノのオンラインレッスンを受けるときの機材設置例
タブレットやスマホなどのカメラをインカメラに設定し、鍵盤や弾いている手元が映るように設置するのですが、ポイントは、斜め上から手元が映るように設置することです。机やテーブルに立ててピアノに向けると、カメラが斜め上を向き、演奏者が下からあおるように映り手元が映りません。
具体的な設置方法は次のとおりです。
三脚をお持ちの方は①②で設置しましょう。カメラ(タブレットやスマホ)が1台しかない場合は、①がおすすめです。2台使える場合は、①と②両方設置するといいでしょう。
「スマホが1台あるだけで、三脚もない」という場合は③の方法を取ります。
またスマホスタンドがないときは、あくまでも代用ですが、洗濯バサミを簡易スマホスタンドにして立てる方法もあります。