習い事ランキングでも常に上位にくるようになったヨガ・ホットヨガですが、室温以外に具体的に何が違うのかわかりにくい部分もありますよね。ここではホットヨガの説明や得られる効果、常温ヨガとの違いをまとめました。
そもそもホットヨガって何?
室温35~39℃前後、湿度60%前後に保たれた室内で行うヨガ、それがホットヨガです。この温度・湿度の設定は、一説によるとヨガ発祥の地であるインドの気候を模した、と言われています。じっとしていても汗をかいてしまう温度と湿度でヨガを行うことで、よりその効果を高める狙いがあります。この温度と湿度の設定方法でも各スクールの特徴が出ているので、どのような方法で設定温度・湿度を保っているのか確認してみましょう。
今人気のホットヨガの効果とは
近年の習い事ランキングで人気の「ヨガ・ピラティス」ですが、その中でも人気急上昇中のホットヨガにはどのような効果があるのでしょうか。
- ①ダイエット効果
- 高温多湿の中で行われるホットヨガは、実は腹式呼吸で行う有酸素運動。30分以上のレッスンを受けることで、大量の発汗による新陳代謝の活性化以外にも脂肪燃焼効果が見込めます。ただしダイエットと言っても、短期集中で痩せるものではありません。続けることで効果を感じられるでしょう。
- ②美肌効果
- 大量の発汗で活性化される新陳代謝は美肌にも効果があります。汗と一緒に毛穴の汚れや角栓を流すことができ、肌のターンオーバー促進にも効果が期待できます。
- ③体質改善
- ヨガのポーズを取ることで血行が促進されます。リンパの流れや血流が良くなることで、むくみや冷え性といった体質が改善します。また体の歪みを矯正し、内臓を正しい位置に導くことで便秘の改善も。
- ④リラックス・ストレス解消
- ヨガのポーズには心身ともにリラックス効果があります。また常温のヨガよりも、ホットヨガは筋肉が柔らかくなるため身体がほぐれやすく、適度な運動の結果としてストレスの解消にもつながります。
ホットヨガと普通のヨガとの違い
上記の効果は普通のヨガでもあるんじゃないの?と考える人もいると思います。実は、ポージング自体は普通のヨガもホットヨガもほとんど変わりません。では何が違うのか?ここでは、ホットヨガと普通のヨガの違いを簡単にまとめました。
- ホットヨガ
- 普通の(常温)ヨガ
- 期待される効果
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- 大量の発汗によるデトックス
- 新陳代謝の活性化による体質改善
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- 深い呼吸による集中力、強い精神力
- 多くのポージングによる筋肉量の増加
- リラクゼーション
- 老廃物の排出による心身のリラックス
- 呼吸・瞑想によるセルフメンテナンス
- 専門スタジオの数
- 多い
- 少ない
- メリット
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- 柔軟性が高まるためケガをしにくい
- 短期間で効果を感じられる
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- どこでも無理せずできる
- 呼吸法による精神安定
- デメリット
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- スタジオまで行かないとできない
- 暑さによる息苦しさや脱水症状のリスク
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- 無理なポーズをしてしまいがち
- 体の急激な変化はない
普通のヨガが「精神面の安定によるリラクゼーション」を求めているのに対し、ホットヨガは「ヨガの手法を利用した体質改善」を目的としています。自分が何を求めているのかによって、ホットヨガか普通のヨガか選ぶことができますね。