料理教室を開業するなんて、ちょっとハードルが高いな…と思うかもしれませんが、そんなことはありません。ここでは開業に必要な資格や届け出をご紹介します。好きなことで収入が得られて、参加者にも喜んでもらえる、こんなにステキなことはありませんよね!
料理教室に資格は不要!
持っていた方が安心な資格まとめ
実は個人で料理教室を開く場合には、資格は必要ありません!ただし、 “持っていたほうが安心・集客に有利”な資格はありますのでご紹介します。
- ①食品衛生責任者
- 料理教室の運営にはなくてもいいが、あったほうが生徒側として安心できる。1日講習を受けるだけで取得できる(調理師免許を持っている人は不要)。
- ②食育インストラクター
- 料理評論家の服部幸應氏が監修する資格で、栄養や健康、食品に関する幅広い知識を持っているという証明になる。
- ③料理教室プロデューサー🄬
- 一般社団法人日本フードライセンス国際協会主催の資格(商標登録済)。料理教室に関するマーケティングや経営方法など、運営に関する知識を学べる。
独立して開業するのではなく、大手料理教室の講師として働きたい場合には、その教室のライセンスが必要となることがほとんどです。ABCクッキングやホームメイドクッキングなど、「お料理教室の料金相場~1か月いくらから始められる?」でライセンスについてご紹介していますので、ぜひご覧ください。
なお、料理教室の開業に資格は必要ありませんが、開業届は提出する必要があります。正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」といって、事業開始から1ヶ月以内に税務署に提出することが義務付けられているのでお忘れなく。
主婦や大人女性が料理教室を開業するメリットって?
なかなか自分だけの都合で動くことが難しい主婦ですが、料理が好きなら思い切って自宅で料理教室を開業することをおススメします!
- 【メリット1】自分の都合に合わせられる!
- 例えば外に働きに出ていたり、外部の習い事の講師をしていたりすると、なかなか自分の都合で休むことは難しいですね。ですが、自分で独立して料理教室を開業するのであれば、ある程度自分の都合に合わせてレッスンを開催することができます。
- 【メリット2】時間の節約ができる!
- 自宅で開業するのであれば、通勤時間がかかりませんね。時間を節約することで、レッスンで行うメニューを考えたり、レッスン場所を飾りつけしたり、自分の家庭の家事を行ったりと有意義に過ごせます。
- 【メリット3】経費も節約できる!
- 自宅で開業すると、家賃がかかりません。場所を借りて開業するとなると家賃はバカにできない金額になりますので、これは大きなメリットです。
このようにメリットは多いですが、なんといっても「自分の好きなことで収入を得られる」という精神的充足感はとても大きいと思います。
ただし、「自宅を他人に知られる」「集客も自分の力で行わなければならない」といったデメリットもありますので、細かいところまできちんと考えてから開業してくださいね。
料理教室開業のポイント4つ!コンセプトはシンプルに!
開業するからには集客や収益をきちんとあげることが重要ですね。料理教室を開業するにあたって、重要なポイントは4つです!
- ①目的・コンセプトはシンプルかつ明確に
- 「忙しいお母さんに時短料理を伝えたい」「子供と一緒に楽しく作れる」など、目的とコンセプトを明確にすることで料理教室の方向性が見えてきます。自分が伝えたい内容をシンプルに表せるコンセプトにすることが重要です。
- ②レッスン場所を吟味する
- 自宅で開業する場合、料理をするスペースはもちろんのこと、家族やご近所さんにも気を配る必要があります。「知らない人が大勢出入りして不安」「料理のニオイが漏れ出して不愉快」など、クレームとなることも。
- ③内容はわかりやすく
- 例えば、一口に「家庭料理を教えます」といっても「SNS映えするイマドキの家庭料理」「10分で3品できる時短家庭料理」など、切り口はたくさんありますね。自分が開業する場所に通える人のニーズはどこにあるのか、しっかり考えましょう。
- ④宣伝も忘れずに
- 集客するには宣伝することが必要です。SNSを利用したり、町内会で告知してもらったり、PTAの友人に声をかけたり、自分にはどのような宣伝方法が可能か書き出してみるといいですね。
一度発表してしまうと、内容や料金、場所・開催日時などを訂正するのはとても大変です。料理教室は接客業であることを忘れずに、上記のポイントをしっかり作り込みましょう。