サロンに行く時間はなかなか取れないけれど、ネイルは楽しみたい!そんな人にオススメなネイルがジェルネイル。道具は必要ですが、きちんとできれば数週間という持ちの良さが魅力ですね。ここでは初心者でもできる、ジェルネイルのやり方を紹介します。
セルフジェルネイルに必要なもの
まず、基本として揃えておく必要のあるものを紹介します。ネイルの前処理(プレパレーションと言います)に使うものと、塗るために使うものを分けて一覧にしました。
- プレパレーション(事前準備)に必要なもの
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- ①やすり…爪の長さや形を整える。ファイルともいう
- ②キューティクルリムーバー…甘皮をふやかすために使う
- ③プッシャー…甘皮処理のために使用。甘皮を押し上げる
- ④キューティクルニッパー…甘皮処理のために使用。押し上げた余分な甘皮をカットする
- ⑤スポンジファイルまたはスポンジタイプのバッファー…爪の表面を削って爪とジェルの定着度を高める
- ⑥ダストブラシ…爪の汚れを払うために使う。チークブラシなどで代用可能
- ⑦消毒用エタノールまたはジェルクリーナー…手指の消毒や爪の油分ふき取りに使う
- ⑧コットンまたはワイプスポンジ…⑦のふき取りの際、しみ込ませて使う
- 塗るために必要なもの
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- ①ベースジェル…クリアジェルを使う
- ②カラージェル
- ③トップジェル…クリアジェルを使う
- ④ジェル用の筆・ブラシ…①②③用それぞれに用意
- ⑤ライト(ランプ)…硬化させるために使用。ジェルによってUVライトもしくはLEDライト
- ⑥消毒用エタノールまたはジェルクリーナー…未硬化ジェルをふき取るために使用。ふき取りが不要のジェルもある
- ⑦コットンまたはワイプスポンジ…⑥のふき取りの際、しみ込ませて使う
- ⑧ウッドスティック…はみ出したジェルを取り除く
セルフジェルネイルの前処理(プレパレーション)
ジェルネイルを塗り始める前に、プレパレーションをします。これをしっかりすることによって、ジェルネイルの持ちが良くなります。
- ①やすり(ファイル)で爪の長さ・形を整える(ファイリング)
- 出典:Jelly Nail
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やすりに対して45度の角度で爪をあて、一定方向に削って長さや形を整えます。面倒がって往復がけをしたり、爪切りを使ってしまうと二枚爪の原因になるので絶対にNG!
やすり(ファイル)はエメリーボードやシャイナーなど主なもので4種類ほどありますが、おすすめはエメリーボード。目の粗さを表すグリッド数は、表裏で150/220程度あると、150の面で形を大まかに整え、220の面で微調整できます。
- ②甘皮(キューティクル)の除去する
- 出典:Jelly Nail
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甘皮とは、爪の生え際にある薄い皮のこと。本来は爪と皮膚の間からばい菌が入らないように守ってくれているものですが、これがあるとネイルが浮きやすく、持ちが悪くなるので取り除きます。
キューティクルリムーバーで甘皮をふやかしたら、プッシャーを使って甘皮を押し上げます。押し上げて浮いた甘皮はキューティクルニッパーでカットするのですが、慣れていない場合は押し上げるだけでもOK。
やりすぎると腫れたり炎症をおこしたりするので、初心者は目につく薄皮だけ処理しましょう。
- ③爪の表面を削る(サンディング)
- 出典:セルフジェルネイルのやり方講座
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スポンジファイルで爪表面を少し曇る程度に削ります。自爪のツヤが消えればOK。爪のはじっこまで忘れずに削りましょう。
なお、使用するジェルがサンディング不要であれば、この工程は飛ばします。
- ④爪の汚れを取る
- 出典:Jelly Nail
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②③の工程で出たカスをダストブラシで綺麗に落とし、エタノールやジェルクリーナーをしみ込ませたコットンでふき取ります。
この工程で爪表面の油分を取るので、この後に顔や髪を触るのはNGです。
セルフジェルネイルの塗り方
プレパレーションが終わったら、いよいよジェルネイルを塗りましょう。とにかく丁寧に!これが基本です!
- ①ベースジェルを塗る
- 出典:Jelly Nail
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ベースジェル用に用意した筆の片面、筆先半分程度にジェルを取ります。爪の中央に一度ジェルを置き、生え際に向かって筆を押し込むように塗ってから先端に向かって塗ります。筆は爪と平行になるように倒して使うとムラになりません。
はみ出すとそこから浮いてきてしまうので、1mm程度内側に塗りましょう。はみ出してしまったら、ウッドスティックでその部分だけ取り除きます。サイドと先端の断面(エッジ)の塗り忘れに注意。まずは親指以外の4本を塗ります。
- ②ライトに当てて仮硬化する
- 出典:Jelly Nail
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4本塗り終わったら、ライトに指を入れて仮硬化させます。ライトに当てる時間(硬化時間)はジェルやライトによって違うので、きちんと確認して使いましょう。長すぎても短すぎてもダメですよ。固まりきらないジェル(未硬化ジェル)がありますが、そのまま次の工程へ。
また指はジェルが流れていかないように、ライトにまっすぐ入れてください。4本の硬化が終わったら、親指に工程①②を行います。
- ③カラージェルを塗る→仮硬化する
- 出典:Jelly Nail
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カラージェル用に用意した筆を使ってお好みのカラージェルを塗ります。工程①と同様、サイドとエッジも忘れずに。その後、工程②を行います。
LEDライトの場合は指1本ずつ、UVライトの場合は指2本ずつ仮硬化させましょう。いずれにせよ、親指は最後です。
- ④トップジェルを塗る→完全硬化する
- 出典:Jelly Nail
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トップジェル用に用意した筆を使って工程①②を繰り返し、塗り固めます。爪にネイルアートを行った場合には、トップジェルを何度か塗り重ねます。
- ⑤未硬化ジェルをふき取る
- 出典:グルービーネイル
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最後に固まりきらなかったジェルをふき取ります。コットンやワイプスポンジにエタノール(専用のジェルクリーナーでもOK)を含ませて、根元から一気にふき取りましょう。サイドとエッジも忘れずに。
一度使ったコットンは、同じ面は使わないようにしてくださいね。曇りの原因となります。またふき取り不要のジェルを使用した場合は、この工程は省きます。
- ⑥完成!
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これまでの工程でネイルや指先が乾燥しているので、キューティクルオイルなどでこまめにネイルケアをしましょう。